2016年12月20日火曜日

Local way

今日は友人のツテで、村のグループ単位でShare&Loanを行っているミーティングを見学してきました。Share&Loanというのは簡単に言えば、グループ全体で一つの銀行口座を作るようなイメージです。メンバーによるShare(預け入れ)を元手に、お金を借りたいメンバーにLoan(貸付)を行います。返済する際は、1か月に10%の利息をつけて返済です。緊急時には、預け入れた額(share)を引き出すこともできるわけです。多くが10005000ksh10005000円くらい)の額を借り入れていました。その用途としては、学校や病院の費用、家を建てる時などの一時的な出費です。村では、1か月に一度ミーティングを開き、預け入れ、ローン貸付・返済を行います。その他にも色々ルールはあります。

ミーティングの風景(赤い箱が口座にあたる金庫)

よくできたシステムだなあと感動しつつも、所々にローカルならでは知恵がたくさんありました。例えば、ミーティングは輪を作って座ることで、皆にお金のやり取りが見えるようにしているそうです。また、お金が入っている金庫は鍵が3つあり、それぞれ別の人が鍵を持っていて管理することによって、セキュリティーを保っているとか。構成メンバーは25人で、ご年配の人が中心です。というのも、長年付き合いのある人との間で行うことで、互いの信頼が確保できるためです。金貸しは、前提として信頼が必要ですからね。もちろん、借り入れた人から家族へ貸すみたいなパターンもあるそうです。

メンバーそれぞれが持つノートブック(預金通帳みたいなイメージかな)
農村地区にはもちろんATMなんぞないし、緊急時にお金がない、当てがないという脆弱性も抱えている。そういった状況の中で、ローカルなりのやり方で色々工夫しているのを垣間見えてよかったです。

2 件のコメント:

  1. へえ、面白い、勉強になります!ありがとう。インターンもサッカーもがんばれ笑 やま

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    1. 本当にこっちが勉強させられることは多いね。うん!ありがと!

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